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様々な種類の絵具、たくさん色がありますが 絵具の色見本や画材屋さんで絵具の棚を見ていると 黒の絵具が何種類もあることに気がつくと思います。それらの黒色絵具の特徴をまとめていきたいと思います。
炭化させた動物の骨を顔料としたやや赤みのある黒色。白を混ぜると赤みのあるグレイになる。注意しなければならないのが、動物の骨に含まれるリン系の物質がカビる可能性があることです。絵の保管には湿度に注意しましょう。「ボーンブラック」という名称の黒色絵具も同様の顔料に由来する。絵具セットに入っている黒絵具です(ピーチブラックのセットもあります)
桃のタネを焼いて顔料にしたことに由来した名前です。漆黒度が高く見た目が一番黒いブラックです。
※メーカーにより漆黒度に違いはあります。絵具セットに入っている黒色絵具です(アイボリーブラックのセットもあります)
油を不完全燃焼させたときに出るススを原料にした顔料でやや青味のある黒、白を混ぜると落ち着いたグレイになる。
黒の中では透明度の高い黒で青紫味のある黒色、有彩色の彩度を落とすときに使うと効果が得られる。
※メーカーにより透明感に差があります。
アクリル絵の具に使われるしっかりした黒色のネーミング。力強い黒色が特徴。
ランプブラック同様のススを原料にした顔料を用いた黒色。
アクリル絵の具で出てきたジェットブラックよりもさらに黒い黒色。光の反射を極限まで無くすことで暗闇の様な黒色になるのが特徴
上記の様にそれぞれの黒色の特徴をまとめてみましたが、はっきりとした個性を持った黒色もあれば違いが分かりにくい黒色もあり、また同じ名前が使われていてもメーカーによって特徴や色味の異なるモノもあったりします。黒色の絵具を使うと画面が濁ると言われていたりしますが、効果的に使えば素晴らしい表現が得られるはずです。その効果に適した黒の種類を選び出す必要があります。是非自分のお気に入りの黒を見つけてください。