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絵を描くときに必要なのが、絵筆です。
基本的に絵筆は消耗品です。ですが、お気に入りの筆をできるだけ長く使いたい
そのためには日頃のお手入れが欠かせません
きちんとお手入れして 次に使うときに気持ちよく使えるようにしましょう。
ここでは 各種絵具による基本的な筆のお手入れ方法を 教えます。
筆のお手入れの基本です
●水やぬるま湯で筆の根元まできちんと洗う
●洗った後は 穂先を整えて 風通しの良い場所で きちんと乾かす
筆を痛める原因は、絵具成分の残りと濡れたまま保管する ことです
洗うときは根元まで確実に洗ってください。また 乾いていない状態で
キャップをしたりしないでください。
※キャップは店頭で穂先を保護するための物です、乾いていない状態でキャップをすると
筆本体は痛み、毛が抜けたり割れたりします。保管時はキャップをしなくても問題は
ございません。
※リンス(人が使うもの)を使っている方もいるかと思いますが、成分によっては
筆を痛めることもあります、筆が水をはじき含みが劣化する場合もございます。
油絵具を使用した場合、まず 筆についた絵具を布等で拭ってください。
そして、ブラシクリーナーで振り洗いをします。
次に、クリーナーを布等で拭って、中性洗剤(石鹸)をつけて、ぬるま湯で洗います。
その後、穂先を整え風通しの良い場所で乾かします。
※クリーナーだけではだめなのでしょうか? ブラシクリーナーでは絵具の顔料成分
は落ちるのですが、溶き油などの油分が残ってしまいます。
それをほかっておくと、きちんと洗っているつもりでも筆がカチカチに固まってしまうので、
石鹸で洗い流す必要があるのです。
アクリル絵の具を使用した場合、一番注意しなければならないのが
絵具の乾燥速度が速いことです。
描画中に絵具のついた筆を放置しておくと、気が付いた時にはカチカチに
乾いて固まってしまう恐れがあります。
そのため、使用した筆は 筆洗器などに水をためて つけておいてください。
洗い方は、筆洗器の中で振り洗いします、次に 石鹸で水洗いします。
穂先を整えて 風通しの良い場所で乾かします。
※描画中の筆洗器につけておく時間が長時間になりそうな場合は、
先に洗うようにしてください。長時間水につけっぱなしにしておくと
筆本体が劣化する場合がありますので、注意してください。
水彩絵具を使用した場合は、基本的に水洗いだけで十分だと思います。
筆洗器などで筆を振り洗いして、絵具成分を洗い流します
その後、穂先を整えて 風通しの良い場所で乾かします。
※水彩で使う繊細な獣毛の場合、石鹸等を使用しないほうがまとまり長く使えると思います。
日本画絵具を使用した場合は、石鹸を使いぬるま湯で根元まで洗ってください、
その後、穂先を整え 風通しの良い場所で乾かします。
日本画絵具は基本的に石の粒の上で筆を動かしているので、かなりのスピードで
穂先が短くなってしまいます。
※日本画で用いる膠は、温度が低いと固まる性質がありますので、洗うときはぬるま湯で
洗ったほうがよく落ちます。