油絵 溶き油の基本 - アート・ワン

■何でこんなに 種類があるの?

油絵を始めるのにまず他の画材と違うのが、画用液があることです。

水彩画やアクリル画などは水を主に使って描いていきます。

では 油絵は? そう画用液を絵具に混ぜながら描いていくのです。

では何でこんなに種類があるのか

それは、油絵具は成分を細分化してパーツ分けしているので、種類が多くなってしまうのです。

言い換えれば 自分の描き方に合わせて細かく調整することができるようになっているのです。

 

とは言っても、水彩画の「水」と比べると・・・

 

そこで、ここではその「水」の役割をする画用液についてまとめてみました

とりあえず 手始めにこれさえ知っていれば油絵を描けると思います。

■「水」=「溶き油」

水彩画での「水」の役割をするのが 油絵では「溶き油」です

当然 油絵なので字のごとく 油を使います。

 

初心者の方は 「ペインティングオイル」 これだけです。

 

あら 簡単。 はじめはこのぐらい簡単なほうがとっつきやすいと思います。

なので 油絵具・筆洗い液・ペインティングオイル・筆・ペインティングナイフ・キャンバス・パレット・鉛筆類 ぐらいの物があれば始められます。

 

水と同じような要領で、絵具をペインティングオイルで描きやすい濃さに調節しながら描いていきます。

もう少し詳しく という方は ここから少し掘り下げていきたいと思います。

まず 上記であげた「ペインティングオイル」ですが これは何種類かの油・樹脂を混ぜて

使いやすくしたもので「調合溶き油」になります。

「ペインティングオイル」=「リンシードオイル」+「乾燥促進剤」+「合成樹脂」

が使いやすいように調合してあります。

 

 

■「ペインティングオイル」の違い

では、その「ペインティングオイル」ですが、当店にはホルベインとクサカベの物が置いてありますが

ホルベイン:「ペンチングオイル」「スペシャル ペンチングオイル」 の2種類

クサカベ:「ネオ ペインティングオイル」「ペインティングオイル スペシャル」

     「ペインティングオイル クイックドライ」 の3種類

があります さてどれを選びましょうか・・・

比較してみましょう

 

■ホルベイン■

「ペンチングオイル」=リンシードオイル+ぺトロール+シッカチフ

「スペシャルペンチングオイル」=ダンマル樹脂+ターペンタイン+スタンドリンシードオイル

と 混ざっている成分が若干異なります。

特徴は 「スペシャル ペンチングオイル」の方が、より乾燥が早く 画面の黄変が少ないです。

■クサカベ■

「ネオ ペインティングオイル」=N-PO

「ペインティングオイル スペシャル」=PO-S

「ペインティングオイル クイックドライ」PO-Q

乾燥速度は N-PO≦PO-S<PO-Q で速く乾燥します

変色(黄変)の度合い N-PO<PO-S<PO-Q で黄変がします

筆運び N-PO=PO-S<PO-Q で少し重くまったり感が出ます

 

このような違いがあります

選ぶ時の参考にしてみてください

 

 

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